画像上下：法務省の性的マイノリティに関するパンフレットより
←ブログランキング応援クリックお願いします♪◇ ジェンダーレスに対する考察!
果たして「真の女性の敵」とは誰なのか?
いよいよ明日（5月18日）、与党案の「LGBT法案」が国会提出される。
岸田・自公政権としてはその翌日（同19日）から広島県で開幕するG7サミットへの面目が立ったところだろう。
法案の可決・成立そして施行は間に合わずとも、与党案として国会に提出されて間もなく審議入り・採決に至る見通しですとの説明はつく。
：拙ブログの直近のLGBT関連エントリー2023年05月03日2023年05月11日◆ 外国人犯罪対策本部 公式サイト（広報）より再掲2023年05月13日 【東京】首相官邸前 街宣活動!
…ところで今回のLGBT（法案）も保守派内部どころか、日本の国論をも分断させ得る要素を孕（はら）んでいる。
と言うよりも、このご時世にあって如何なる法案も事象も国論が分断されないものはない、と言っても過言ではない。
話は少々横道に逸れるが、長期的で国際的な問題ではウクライナ−ロシア間の「ウ・ロ戦争」に対する見解はその最たるものであるし、コロナ・ワクチンでも賛否が大きく二分した。
短期的で一過性の問題では2020年東京五輪の開催をめぐる是非で、故・安倍晋三元首相の国葬でも与野党や左右両派の違いを超えて賛否が入り乱れたものだ。
LGBTについては主にネット上の保守派層を中心に、法案そのものには反対の立場だが、ジェンダーレスによる諸政策についてはこれに賛意を示し、むしろ推進の立場からの主張も目立ち始めている。
渡貫賢介＠右翼情報調査会@watanuki1989
「最近女が調子に乗っているので、LGBT法案を通して女を不安に陥れて懲らしめよう」みたいなガチ保守議員はいないのかな。
2023/05/13 20:38:18画像：有志によるtweetより◆ 動画ご紹介!
【LGBT法案】僕がジェンダーレストイレに賛成する理由（ご提供：月々-つきづき / 月下村塾）
…LGBTは女権の拡大が（男性差別と言うくらいに）あまりにも行き過ぎたがゆえ、新たな（被差別階層の）性的マイノリティとして現代日本に出現したものだが、単純な話、女権の拡大と男性差別によって男女間の恋愛や結婚が成り立ち難くなった社会ではこういう性的カテゴリーが出現してしまうのもある意味では必然的。
前掲の動画中、男子更衣室には防犯カメラがあっても女子更衣室には防犯カメラで記録されたデータが悪用される危険性もあるので、そもそもカメラ自体が設置されていないこと。それゆえに支那人（中国人）の女による脱衣所・更衣室での窃盗事件が多発していることが述べられていた。
加えて完全に男女を区別して「女性の領域」から男性を排除することで覗き、盗撮、痴漢目的の不届き者の男を排除することは出来ても、逆に犯罪から女性を守ってくれる男性まで一緒に一律排除してしまっていることに言及されたものだ。
聞けば「なるほどな〜」とは思わされてしまう。
確かに性犯罪の90数パーセントは男によって引き起こされているが、男性の90数パーセントは性犯罪者ではない健全で善良な人々。
一部の数字だけを見て男性そのものが「性犯罪者」予備軍であるかのようにカテゴライズして、ただ男女別の区分けを厳格化するだけでは男女間の対立と不信感を煽るのみ。そもそも互いが異性であることを否定すれば「あなたはどうやって出生してきたの?」という話にもなるだろう。
ジェンダーレス・トイレにしたところで、聞けばなるほどと思わされる。
あれは何年前になるか、都内のJR駅構内にあるトイレから出たところ、2〜3歳くらいの男の子の手を引いた若い母親がトイレに入ろうとする人の良さそうな中高年のサラリーマン風男性に声をかけ、「すみません。この子と一緒に入ってやってもらえますか?」と懇願する光景を目にした。「ああいう時、母親は大変だよな〜」と思いながら。
あれは何年前になるか、都内のJR駅構内にあるトイレから出たところ、2〜3歳くらいの男の子の手を引いた若い母親がトイレに入ろうとする人の良さそうな中高年のサラリーマン風男性に声をかけ、「すみません。この子と一緒に入ってやってもらえますか?」と懇願する光景を目にした。「ああいう時、母親は大変だよな〜」と思いながら。
まだ男の子は1人で…ましてや公衆トイレで用を足せる年齢ではない。
男性は年齢からしても子育てをした経験があったのだろう。若い母親の要請を快諾するや、「よし分かった。じゃあ、一緒に行こう」と手慣れた様子で男の子の手を引き、一緒にトイレへと入って行った。東京というコンクリート・ジャングルにあっても人々の助け合いの精神を見た思いだ。
その後、若い母親が男性に深くお礼を言ったであろう光景は想像に難くないが、女子トイレは混雑しており、とても男の子を連れて易々と入れる状況ではない。
かと言って、いくら幼い我が息子を連れているとはいえ、女性である母親が男子トイレに入るわけにはいかない。これは逆のパターンでも同様で、幼い娘を連れた父親が女子トイレに入るわけにはいかない。
ふと、こういう時、ジェンダーレス・トイレで男も女も双方が入れるトイレがあったら確かに便利だと思わされる。
前掲の動画の中でも配信者より語られているが、日本で男女別の区分けが徹底されるようになったのはキリスト教的な価値観が持ち込まれた明治以降の近代社会になってからのこと。
むしろ男女間の不信感の増幅と対立を煽っているのはジェンダーレスに反対している側だと思わされる。
かと言って、ではLGBT法案に賛成・推進の立場に転じるのかと言われればそうだとは言えないが、LGBT推進によるジェンダーレスも必ずしも悪い部分ばかりではなく、また「副産物」的に思わぬ効果が生じたりすることもあり得るだろう。
例えば一ころ左右両派を賑わせたTPPにしたところで、国内の（特定勢力による）独占的な産業に打撃を与えていると言われるし、自民党が作った法制度を左翼が悪用したりと、本来の用途・目的とはかけ離れた事象をもたらすことがある。
このインターネットなどは90年代半ばの初登場の頃、国境をなくすことで世の中の左傾化・グローバル化が懸念されていたが、むしろ却ってどこの国にあってもナショナリズムが強まる結果をもたらした。
全ては事が終わった結果論。だから本当に言いたいことを言わなければ損だし、本当にやりたいことをやらなければ損なのである。
これまた前掲の動画の中では、やたら女性の味方を気取ってジェンダーレスに反対する保守派を指して「エセ保守」という表現が使われていた。
ジェンダーレスに限らず推進するも売国なら反対するも売国。同じ売国なら何もしないよりも推進を主張しなければ損。逆にどちらも「愛国」なら何も作らないより、何かを創設する推進派でなければ損。
推進派も反対派もどちらもエセなら歴史に名を刻む推進派でなければ損。
本稿の冒頭で述べたようにジェンダーレス一つ取っても保守派内部も割れていれば国論も割れている。むしろ政治的な議題であればあるほど、割れることのない事象などあり得ない。
余談ながらウクライナ・ロシア戦争も然り。昨年2月にロシア軍によるウクライナ進攻が勃発した当時より親露派のスタンスを取った筆者（有門大輔）だが、当時属していた川崎市の『瀬戸弘幸事務所』内では断固ロシア討伐の反露・ウクライナ支持派ばかりで「（筆者・有門の親露派姿勢は）真意を測りかねる」と訝しがられて肩身の狭い思いをしたものだ。しかし、真意など測りかねられて大いに構わない。
議会の政治家ではあるまいし、妥協や忖度を重ねるよりも言いたいことを言える生き方でなければ損。従って前出の瀬戸事務所を出た以降はどこの勢力にも属さない、一匹狼を貫いている。
ことLGBT推進に端を発するジェンダーレスとて男女平等・共同参画の名の下に分断された男女間を混合させることで再び融和性を生むことになるのか? そればかりは、そうなってみなければ分からない。
5月18日、国会に提出される与党案のLGBT理解促進法の審議と採決の行方をしっかりと見守りたい。
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