前エントリーより続く
総力を挙げて抗せよ!
11・27 宇都宮地裁 シナ人遺族による5千万円賠償請求訴訟
世の中には「物理的には可能」であっても、それが「出来ない場合」というのが往々にしてある。
例えば犯人を追跡しながら警察官が無線機で本署に連絡をとるような光景はテレビ・ドラマや映画の中ではよく見られる。
しかし、実際の犯行現場では規定のマニュアル通りにいかないことのほうがむしろ多く、それこそ状況に応じて適切な措置をとることが求められよう。
原告側の弁護人・日隅一雄は物理的に可能であることを突いて、ひたすら「出来るかどうかで答えよ」と平田氏に迫る場面が度々見られた。
犯人を追う前に無線連絡、走りながら無線機を操作、犯人を片手で捕まえて空いている片方の手で無線連絡…。
どれも物理的には可能であっても、実際の犯行現場でそれが出来るか否かはまた別問題だ。
眼前で犯人が逃走したとなれば、実際的な対処として警察官はそれを追う以外にない。
… … …
平田巡査に追われた羅成は駆け足で民家に逃げ込んだ。
塀や門があるものの入ろうと思えば自由に出入り出来る住宅が並び、羅成は一軒の民家の生け垣を抜けて「出井さん宅」の庭へと侵入し、反時計回りに庭の中を逃走。
ここで羅成が逃走するのを諦めたのか、対峙するには格好の場と思ったのか、向き直って立ち止まった。
平田巡査と羅成の間には生い茂った木々があり、2.5メートルほど離れた平田巡査の位置からは木々の狭間から所々に羅成の体が確認出来た。
職務質問に及んだ結果、拳銃を奪われそうになり、首を絞められそうになっている以上、公務執行妨害にあたると判断した平田巡査が羅成を現行犯逮捕しようと反時計回りに1〜2歩近寄ろうとした−。
その時、気付く!
羅成の左手には石灯籠がある! 直径20センチくらいの円盤状…。右手には竹の棒が!
「いつの間に…」と思ったが、平田巡査が「おっかない表情」と思うくらいに必死の形相になった羅成が力強く棒を振り回して威嚇する!
近隣の民家から、この時のやり取りを目撃していた住民が「窓の向こうから音が聞こえる」と思えたくらいに、羅成が振り回した竹の棒には勢いがあったようだ。
「やめろ! やめろ!」
言いながら平田巡査が1〜2歩後ずさり。
この時点で相手が凶器を持っていることを確認した平田巡査は「拳銃を使うかも知れない!」と考えて、拳銃カバーに手を置く。
そうしている間にも羅成がさらに棒を振り回して向かって来た! 一向に止まる様子も怯む様子もない。この間、羅成の片方の手には常に石灯籠があった。
…この石の塊でいつ殴られ、いつ投げられるか分かったものではない!
平田巡査は拳銃を取り出す! この間の動作に要した時間は4〜5秒くらい−。
警棒では対抗し切れないと考え、拳銃を構えた!
拳銃にかけられている安全ゴムを外す−!
「撃つぞ!」
平田巡査は前に前進しながら警告したが、羅成は竹の棒をふりかざしながら、すぐにも殴りかからんとする勢いでさらに迫って来た!
羅成が出てくれば平田巡査が後退しながら互いに約2メートルの一定の距離を保ったまま、人家の庭で対峙する状態が続く!
平田巡査は威嚇射撃をしようと銃口の照準を足下に合わせる。地面か上空に威嚇射撃することも考えたが、住宅街ということもあって躊躇う。
羅成は銃口を向けられてもなお犯行をやめるどころか、右手で自分の胸辺りを指しながら「撃てるものなら撃ってみろ!」というジェスチャーをする挑発行為に出た! …左手に持っていたはずの竹の棒は既に持っていない。
日本の警察官が容易に発砲に出られないことを知った上での行動だろう。よく外国人犯罪者の間では「日本の警察は発砲しないから出来るだけ抵抗して逃げろ」というのが合言葉のようになっていると言われるが、それを裏付けるような挑発だ。
平田巡査が向けた銃口は羅成の足に照準が合わせられた!
出来れば撃ちたくはないが、どのタイミングで撃つべきか!?
どのくらいの時間、こう着状態が続いたのだろうか−。ほんの一瞬の出来事だったのだろうが、羅成が平田巡査まで1メートルとない距離まで詰め寄ってきた!!
銃口は左太ももの辺りに向けられたまま!
羅成が手に持った石灯籠は振り上げられた状態から、いつ平田巡査の後頭部に振り下ろされてもおかしくないところに位置していた!
それが、まさに動くか動かないかの瞬間、平田巡査はそれまで凝視していた羅成の足から石灯籠のほうへ目を向け−、
ほぼ同時に引き金を引いた!
パン−っという乾いた銃声が住宅街に響き渡り、間もなく、7〜8分後にパトカーと救急車のサイレンがけたたましく鳴った。
反転するように、うつ伏せに倒れた羅成は被弾してから手足を動かしていたものの、平田巡査が「足に当たったと思った」という銃弾は腹部に命中しており、絶命。
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裁判を傍聴する過程で、私が平田氏に是非述べて欲しいと思ったことは「県民ならびに国民の生命・財産を守る為には発砲は妥当な措置であり、躊躇わない」という旨のことだった。
原告側弁護人から「どこを見ながら引き金を引いたか?」の尋問に対して、振り上げられた「石を見ながら撃った」とする平田巡査は発砲に至る理由として「頭をカチ割られるかも知れない」「自分の身を守る為に」とする自己保身とも取れるような回答をした。
しかし、陸上自衛隊に入隊してからガソリンスタンド勤務を経て警察官となった平田巡査はその志望動機として「人の為に働きたい」としていたことから、常に県民の生命・財産を守りたいとする意識は強かったのだろう。
発砲する瞬間も「石灯籠を見ながら…」としていたが、それまで足に狙いを定めて銃口を向け、石灯籠のほうへ目を向けて攻撃の意思を確認してから拳銃の引き金を引いているのだから、瞬時の判断は人間の精神的限界を超える作業と言えるかも知れない。
ただ、傍聴者の一人は「石灯籠を見ながら撃ったと言っても、その陳述を以って事件現場における緊迫性を説明するのには言葉足らずなように思う。そこまで状況を深読みしてくれる人は少ないのではないか」と述べる。
警察官の拳銃を奪おうとした上、首を絞めて危害を加えようとした犯人が警察官に追い詰められた挙げ句に凶器(石灯籠)を手にしたとなれば、それを以って攻撃の意思があると見做されても仕方あるまい。
原告側の弁護人らはひたすら「石を振り下ろそうとしたか?」 「石を持ったまま接近して来ると思ったか?」 「犯人と距離を保ったまま応援を待つことは出来なかったのか?」 「石は致命的な打撃を与え得る重さだったか?」 「それを投げられたと思うか?」 「犯人はあなたの頭を狙って来たか?」などなど…悪意に満ちたような尋問が投げかけられた。
平田氏に対して矢継ぎ早に尋問を仕掛けてくる弁護人らは、羅成が手にした石灯籠は脅しのための物ではなかったか、また仮に攻撃を受けても致命的な打撃にならなかったのではないか−ということを印象付けたいようだ。
しかし、彼ら原告側弁護人の言っていることも矛盾している。
平田氏に対しては先の尋問で「片方の手で犯人を捕まえ、もう片方の手で無線連絡出来たのでは?」と執拗に訊いておきながら、羅成が左手で竹の棒を持ちながら、右手で石灯籠を構えていたことには何ら触れない。
前者は「犯人追跡・確保」と「無線連絡」というまったく別行動だが、後者は追跡して来た平田巡査を攻撃する、平田巡査に打撃を与えるというまったく同じ目的の動作なのだ。
従って、確かに犯人が竹の棒を振り回しているからと言って即座に発砲はいき過ぎだとしても、迂闊に警棒で対処して竹の棒に気を取られたりしていると、平田氏が法廷で述べたように「その隙にもう一方の手に持った石灯籠で頭をカチ割られる」ということも十分にあり得たのではないか。
従って弁護人らが再三指摘したように「警棒で対処すべきだった」という理屈は、犯人が竹の棒しか持っていなかった場合の話であって、もう片方の手に持っていた石灯籠という凶器の存在をまったく無視した暴論である。
まして羅成は逃走する最中に石灯籠や竹の棒などの武器を手にしているのだ。
警察官に追われた時の抵抗する手段など、咄嗟の反撃能力に長けているところや往生際の悪さから、やはり外国人犯罪は従来の日本人犯罪と明らかに異なると思わざるを得ない。
続いて裁判官からの尋問に移る。
裁判官「犯人と対峙した時に殺気を感じたか?」
平田氏「はい」
裁判官「拳銃を構えれば犯行が制止出来ると考えましたか?」
平田氏「はい。拳銃を構えていたから犯人も迂闊に動くことが出来ませんでした。ここで警棒に持ち帰るなどしてモタモタしていれば襲われていたと思います。
相手がどういう行動に出るか分からず、咄嗟に目についた太ももを狙えば致命傷にはならないし、最小限の損害で犯行を制止出来ると考えました」
傍聴を終えた感想として原告側弁護人の鬼束忠則や日隅一雄、花垣在彦らは言わば百戦錬磨の人権屋であり、法廷での尋問はプロ中のプロである。
普段の日常生活ではまず接することのない、そうした面々を相手に一介の警察官がよく声を荒げることもなく、平常心を保って受け答えすることが出来たと思う。
尋問の途中、平田氏がしばらく考え込んだ後に「済みません。今の質問をもう一度お願いします」と訊き直す場面が何度もあったが、これは彼ら人権派弁護士の尋問がいかに老獪で巧みであったかを物語っていよう。
普段は職務質問や取り調べなどで人の心理面を突くことに長けている警察官でさえ、人権派弁護士らを前に自分が尋問される側になると、意外な脆さを露呈する。
初公判の前から一貫して発砲支持の立場から街頭での署名・抗議活動を主導してきた『主権回復を目指す会』の西村修平代表は次のように振り返り、一抹の不安を排除しない。
「とにかく被告側に策が無さ過ぎて突っ込みどころが満載だった。
『石を見ながら撃った』とか『住宅街で威嚇射撃出来なかった』とか余計なことを言って、かなり不利に働きかねない証言をしてしまったな。
俺が原告側の弁護人だったら、もっとギッチリ締め上げているよ。
鬼束らに『アンタら、あんな尋問の仕方じゃ手ぬるくてダメだよ』って指南してやろうかと思うくらいだよ(苦笑)。
5千万円とまではいかなくても、2〜3千万円くらいは取られてもおかしくない過失には問われるんじゃないか。
3人の裁判官のうち、男の裁判長は女房のケツに敷かれてそうな優男だし、残る2人は女だろう。
これもどう作用するか分からないんだよな」
まだ裁判が始まる以前、ある警視庁幹部が「あの裁判(宇都宮地裁での訴訟)は県側が勝ちますよ」と言っていたことを思い出す。
県警巡査がシナ・中国人の凶悪犯に発砲し、これを死に至らしめたことで遺族が栃木県を相手に賠償請求訴訟を起こす…。
この裁判について栃木県警をはじめ他の都道府県警察では、上はキャリア官僚から下は末端の巡査に至るまで圧勝を見込んで楽観視する傾向が大勢だったように思う。そして今なお。
だが、実際の法廷では人権派弁護士らの「無線連絡出来たか」「警棒での制圧の訓練はあったか」「威嚇射撃は出来なかったか」などの尋問について事実としてあったか否か、物理的に可能か否かでは「あった」「可能」と答える以外になく、この論法でやり込められた感も否めない。
裁判での敗北をも視野に県警、警察組織として総力を挙げて抗するくらいの危機感はあるか!?
警察官職務執行法に基づいた武器使用(発砲)は正当な職務執行であり、これが捻じ曲げられようとしている時だからこそ威嚇射撃を躊躇ってはならない、必要とあらば即座に発砲せよ−という訓示を繰り返し行ない、また、武器使用にかかる理解を県民・国民に求めるように自ら努めたか?
要は警察上層部に金玉はあるか−という局面である!
そうは思っていても現実的には「難しい」という意見もあるが、だから玉無しなどと言われる所以ではないのか。
警察官の凶悪犯に対する発砲という、社会的に道理が通っていることでも、それを通さないのが裁判所の法廷における尋問であることをまざまざと見せつけられたものだ。
警察関係者こそ治安の維持、国・社会の存立に直接関わる問題として同裁判を厳しく注視せねばなるまい!
了
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<不法入国>在留許可求め嘆願書 比人中学生と両親が法相に










河村建夫官房長官は19日午前の記者会見で、元厚生事務次官宅連続襲撃事件について「警察当局としても連続テロの可能性も視野に入れて捜査している」と述べた。ただ根拠については「具体的なものはない」と語った。




























