2005年08月28日

独で極右が先鋭化!

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 持たざる者が抱くルサンチマン(怨念)とは、つくづく凄まじい。
 ドイツでは極右集団の暴力活動が再燃しているという。「職がない」…失望感と焦燥感を共有する“取り残された若者ら”の鬱積したエネルギーはゲルマン民族の怒りとして昇華され、その矛先を外国人労働者に向ける。それがたとえ、かつての同級生であったとしても例外ではない。
 映画『アメリカン・ヒストリーX』(米国)の中で、消防士の父が息子達を前に話す一章は実に印象的だ。
「黒人であるというだけで白人よりも優先的に採用された奴と共に、生命を賭して職務を遂行できるか!ただ黒人だからという理由で仕事を与えるというシステムが、消防士である俺の生命を危機に晒している!それで真の人権と言えるのか」
 かつて私が日本国内の極右団体に属していた頃、WEBサイト上の討論相手から「民衆への愛ではなく、ルサンチマン(怨念)に根差す活動ほど醜いものはない」との指摘を受けたが、何かに対する怨念を常に内在していたからこそ、私は今日まで狂信者としての誹りを受けることさえ甘んじてこれたのだろう。
 ドイツでの話に戻す―。欧州をはじめ移民問題に悩む先進国は自らのエゴで外国人労働者の導入に踏み切った結果、今日の惨状を招いている。我が国とて南米からの労働者や難民を多く抱える地域(愛知県や群馬県、神奈川県などの一地域)では、“明日のベルリン”を想起させるほどに地元住民との間で軋轢を抱えているという。
 外国人労働者をめぐる失業問題には善も悪もなく、あるのは生き残るべく者と、排除されるべき者であり、少子化社会の到来を受け俄かに外国人労働者導入が議論される我が国でさえ逆差別の様相さえ呈する本末転倒の事態を招いた時、自民族に鬱積したエネルギーは権力の弾圧・統制さえも遥かに凌ぐことを今日のベルリンは教え示しているのではないか。
 
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<独総選挙>極右「ネオナチ」の暴力が活発化
 【ベルリン斎藤義彦】9月に前倒し総選挙が行われるドイツで、極右「ネオナチ」の暴力が活発化している。一方で極右政党が拠点にしている旧東独では保守政党や左派政党までが、極右の主張と酷似した「外国人労働者排除」などを唱え、極右にすり寄る現象も起こり始めている。

 「このダニ野郎」。8月上旬、チェコとの国境に近い旧東独の町ピルナで、夜の市街地を歩いていた工場従業員の男性(17)に、15人のネオナチが襲いかかった。男性は顔などを殴られ、目の周囲が腫れあがった。男性は「左派新党」のメンバー。「選挙妨害が目的だ」と同党は話す。
 同党は旧東独の社会主義統一党の流れをくむ民主社会党と、与党・社会民主党の福祉削減策に反対して離党したグループが7月に結成した政党だ。世論調査では旧東独で第1党になる勢いを示している。
 男性は5月にもネオナチに襲われたことがある。「左派新党」の支持者の若者十数人でキャンプをしていると、ネオナチの若者60人が殴りかかり、5人が負傷したという。このキャンプに参加した女性(17)は「怖くて一人で町を歩けない」と話す。
 ピルナの失業率は18%で旧西独地域の倍だ。ネオナチの中には男性の同級生もいた。「職もないし、技能をつける教育もない。一人だといいやつなのに集団では暴力に走る」と男性は話した。
 ピルナのある「ザクセンのスイス」地域では昨年9月のザクセン州議会選挙で、極右政党「ドイツ国家民主党」が16%という州内一の得票率を記録、初めて議席を獲得した。
 街角でビールを飲んでいた失業中の技師(42)は「現政権には不満だらけだ。極右に投票することもありうる」と答えた。左派新党のリヒター・ピルナ支部長は「州議会選以降、極右は勢いを増した」と懸念を示す。
 だが、その左派新党のラフォンテーヌ前財務相が集会で「外国人労働者が仕事を奪っている」と発言した。極右に流れる有権者を取りこもうとする戦略とみられるが、「ナチのようだ」と激しい批判を浴びた。
 国家民主党のマルクス選対本部長は「すべての政党がわが党のコピーをしている。選挙戦は苦しい」と皮肉交じりに話した。
(毎日新聞) - 8月27日12時7分更新
Posted by samuraiari at 18:02 │ このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
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