然る元学会員の創価退会 その後の経過…接触の有無こそを注視!(5月7日付)
街宣への付きまとい どこが「ヘイト」で、誰に何の「謝罪」が必要なのか?(5月7日付)
◆ 動画紹介!
『神奈川県 護国神社』の再建に向け!
提供:国民の総意ちゃんねる
◇ 失われた「聖地」と四季折々の風物詩…
事実上の『国立戦没者追悼施設』と化していく靖国神社!
その目論見とは改装と整地に伴なう「右派」の徹底排除?
GWも最終盤に差し掛かった5月7日、久々に東京・神保町を訪れた。
古書店が並び、文学的な街として知られる神保町だが、この神保町を古くから拠点としている然る活動家に会うためだった。どなたであるか…は拙ブログを閲覧しておられる方々はお察し頂きたい。
:拙ブログの過去エントリーより
三省堂の閉鎖に伴なって建物地下1Fにあった老舗『放心亭』も一時閉鎖だという…
画像下:35年にわたって人々に親しまれた三省堂の閉鎖を前に記念撮影する人々
…然る活動家との酒席は実に約11年ぶりのことだった。
その内容は「右派市民勢力(行動する保守運動)」の軌跡と総括、「ヘイトスピーチ規制」、昨今のロシア−ウクライナ情勢から反米勢力の動向、参院選と川崎市における状況など多岐にわたるものだったが、機密事項にも関わることなので、その詳細については割愛させて頂きたい。
ただ一点、筋道を立てた主張であれば、たとえ外国と外国人に対する批判であろうと何らヘイトスピーチ規制を恐れる必要はないということを確認し合ったものだ。
…本稿での主題はそこではない。
久々に神保町を訪れるということもあり、それより前にこちらも久々に付近の『靖国神社』を参拝に訪れたものだ。訪れたのは今年1月の靖国神社前での街宣以来のこと。
◆ ネオ行動保守!外国人犯罪対策本部 公式サイト(広報)より再掲
【東京】『旭日会』月例街宣活動!(ゲスト参加報告) 2022年01月16日
しかし正直、靖国神社に赴こうという気乗りはしなかった。今に始まったことではないが、ここ数年来。
英霊への感謝の念にまったく変わりはないが、綺麗に改装された神社境内はどこか味気ない。素っ気ない。
これはSNSのFB(フェイスブック)にも書いたことだが、昔の…やや乱雑でもあった情緒ある雰囲気の靖国神社が好きだった。
境内の景観、秩序を保つことは重要だが、やたら「アレするな」「コレするな」の規制は何だかウザったく感じてしまう。どうにも景観と秩序を保つことに比重が傾き過ぎているように思える。今までが無軌道だったわけでもないだろうに…。
前出のFBにもその旨を投稿したところ、「以前の、おでんやアイスを売ってた休憩スペースのほうが風情があって良かったです。保守派のおじさんたちがビール飲んで談笑してた。今は、飲酒も禁止なんですね。綺麗なレストランになって、すっかり観光地っぽくなってしまいました」とするコメントがあったりして、少なからぬ人たちが同じように感じていることに何だか安堵する。
特に靖国神社の茶店が醸し出していた風景は春夏秋冬、四季折々の風物詩だった。建物は改装されて綺麗且つ便利そして快適にはなったが、何だか心にポッカリ穴が開いた気分である。
テキ屋の屋台がズラ〜と並ぶ時代の靖国神社が好きだったという方は少なくないのではないか? 普段でもタコ焼きの屋台が出ていた時があった。
茶店が醸し出していた風流が靖国神社そのものだったと言っても過言ではない。
必ずと言って良いほど軍装のご老人が三味線を弾き、人々の憂国談義の場でもあった。
全席喫煙OKの乱雑なオープンスペースに、城下町の観光地を思わせる土産物屋。屋内には屋台風の店が並び、おでんも鉄板焼き(焼きそば、お好み焼き)も素朴に美味しかったのを覚えている。
その他、ラーメン、うどん、カレーが安価で食べられた。酒類の提供は勿論のこと、ソフトクリームとコーヒーもやっていて、何と言うか、大人向けでもあり子供も含めた家族連れ向けでもあるとともにカップル向けでもあり、要するに万人向けだった。
「あの茶店と土産物屋だけは残せよ」…とも思ったが、そこに勤めている方々もご高齢だったので建物の老朽化に伴なう時間的な問題もあっての改装だったのだと思われる。
…そう考えると、靖国神社の茶店で勤めていた人々は単に調理している爺さんではなく、単に土産物屋の婆さんでもなく、靖国神社という聖地の雰囲気を醸し出す「特定技能」「高度技能」だったと言えるだろう。
それが今では無駄にバカ高い蕎麦屋と都会風のカフェのみ。公衆便所が改装されたのは良いが、何と言うか古き良き風景がなくなってしまった。
「そうなんです。靖国の前で国のことを語り合うって、結構、特別なことで(そういう会話ができる友人・機会は少ないので)、人によってはビールやタバコを片手に、言いたいことをぶっちゃけ合う。何というか、人間らしい場でした。今の時代、何もかも潔癖でルールが多くて理路整然とし過ぎていて好きではないです」(FBでの投稿より)
…そして靖国神社をめぐっては、切実な問題が進行中である。進行中と言うよりも、既に完成してしまったと言える。
FBの投稿で元市議の先生もご指摘されていたことだが、「英霊顕彰でなく、『平和祈念施設』に事実上、変わってしまった」ということ。
靖国神社を「反戦の聖地にしようとしている」こと。件の先生は「出征兵士を見送る家族の像、子を思う母親を表す大型のモニュメントなどは違和感がある」とされている。
平和祈念施設…まさしく、そのような雰囲気であると言えよう。
ひと頃、靖国神社の代替施設として『国立戦没者追悼施設』の構想が自民党政権から持ち上がったことをご記憶だろうか?
首相・閣僚の靖国参拝への諸外国からの批判をかわす狙いだったが、特に平成18年の福田康夫内閣が成立した頃には真っ先にこの国立追悼施設の建設が持ち上がるとされ、保守派は総じて反対運動を大々的に展開したものだ。
しかも、この国立追悼施設には日本に領海侵犯・不法入国した挙げ句、沈没して溺死した北朝鮮スパイ工作員まで祀ると言うのだから何とも馬鹿げた構想だったものに他ならない。
結局、国立追悼施設の建設はならなかったが、今度は境内の改装・整地に名を借りて、当の靖国神社こそを事実上の「国立追悼施設」化する動きだったということに、はたと気づかされる。
噴水や石像の設置によって完全に公園化されてしまったのは当然の動きとも思えるが、その実、木々の下でゴザを敷いた花見の酒席が奪われてしまった。
茶店の撤去と改装により、人々の語らいの場が奪われてしまった。オープンスペースはあるにはあるが、今では飲酒も喫煙も禁止…。
筆者(有門大輔)は一度として参加したことはないが、花見の季節や年末などには右派市民勢力「行動する保守運動」の関係者が大勢集っては宴会のような酒席が設けられ、そこに『しばき隊』や反米勢力などの「妨害集団」が紛れ込もうとして騒ぎになったとも聞く。
それが改装・整地、完全公園化の原因ではないと思うし、そこまで問題になるような騒動はなかったはずだと思うが、結果的に右派・保守派にとっての聖地から、改装・公園化に名を借りた「右派・保守派の徹底排除」が図られたと見るべきだろう。
飲酒の禁止による禁酒と禁煙は一見、当然のことのようにも思えるが、その実、情緒の破壊である。
たとえ世間はどう在ろうと靖国神社は侵されざる聖地。あらゆる意味で侵されることのない聖地で在ってほしかったものだ。願わくばあの聖地だけが昭和もしくは明治、大正の雰囲気を残したままで。
今度は当の国立追悼施設にこそ元寇の襲来から幕末の戊辰戦争を戦った幕軍将兵までをも祀った「真の日本国の追悼(神道)施設」にしようという逆転現象が生じてくるかも知れない?